2012年3月28日水曜日

臨床検査技師について


臨床検査技師の位置づけ

   現在の医療はチーム医療を基本としており、医師を中心に看護師、臨床検査技師、放射線技師、薬剤師、栄養士、リハビリテーション職員(OT、PT)、医療事務職などの 各専門医療職が一丸となって患者様の診断・治療に当たっています。臨床検査技師もチームの一構成員として診療に積極的に参加しています。

   質の高い診療維持は構成メンバーの技量ひとつにかかっています。一人の患者様の生命を救うにはチーム内の密接な連携プレイが欠かせません。そのチームワークは構成メンバー同士の信頼感により生まれるものなのです。 そこでチーム医療のメンバーとして求められるものは以下に示すとおりです。

最も大切なことは病気に関する知識を十分もち、臨床検査を通じて診療に積極的に参画する意識をもつことです。

臨床検査技師の役割

    臨床検査という分野は、医師が適切な診断や治療を行うには、患者様から得られた検査情報を正確に評価する必要があることから設けられたものです。これらの検査情報を得るための専門的な技術と知識をもつ職能集団が臨床検査技師です。
    臨床検査技師の業務(任務)は、医師又は歯科医師の指示の下、検体や患者様の身体から得られた検査情報を正確に分析・評価し、それを医師に報告することです。