では、今から少しだけお時間をください。
「どうやったらパチンコ依存症から抜け出し、依存症を脱出できるのか?」
その前にパチンコ依存症から救い出す準備として、
「パチンコ依存症の実情」と「依存症にいたる背景」を解説させていただきます。
「パチンコ依存症の実情」とは?パチンコ依存症になってしまった場合、
パチンコをしているご本人は、まったく自覚意識がないため、
残念ながら依存症を認めるケースは極めてまれです。
「あなたパチンコ依存症ですよ」と教えたところで、
「いや、そんなことは絶対にない。絶対、大丈夫!」と言い返されてしまいます。
なんせ寝ても冷めてもパチンコのことで頭の中がいっぱいなのですから、
自覚症状としてなかなか受け入れてもらえません。
しかしひとつだけ方法があるのだとすれば、
長い夢から目覚めなければならない時を迎えることでしょう。
たとえば、そう。
自己破産するほど経済的なショックがおこった瞬間などです。
パチンコに使ったお金で首が回らなくなるほど借金をかかえ、
ついに地獄の入り口のドアが開いてしまった場合です。
こうなってしまうと、助けられるのは弁護士による債務整理など、
最後の荒治療に任すしかなくなってしまいます。
しかし、ここまでパチンコで負けて借金をつくるケースは、非常にマレだと思います。
よっぽどのことがない限り、ここまでパチンコにアツくなれる人は、
そう多くはないのが実情だからです。
「依存症にいたる背景」とは?
パチンコ依存症になる人は、「次こそ勝てる!」と妄想しているからこそ、
アツくハマっているのが現実です。
どうしても負けを返したいという気持ちは理解できますが、
根拠のない確信を持ち、パチンコ屋へ向かってしまうこと自体が依存症への入り口なんです。
最初は趣味・娯楽の域で、楽しみながらやっていたパチンコが、
やがてお金を取り戻すための手段になってしまっただなんて、なんだか悲しすぎませんか?
こうして負の連鎖を引き起こし、さらに、
お金や時間、大切な人達まで巻き込んでいってしまうのが、
パチンコ依存症にいたる背景になっているのです。
さて、ここであなたは疑問に思うかもしれません。
それは「なぜパチンコなのだろう?」ということです。お金を得る手段でしたら他にもいくらでもあるわけです。にも関わらず・・・
なぜパチンコで負けた金をパチンコで取り返そうと思ってしまうのか?
どうしてパチンコなのだろうか、ということです。
実は、ここに大きな心理テクニックが働いていたのです。
言い方をかえればパチンコ依存症を生み出す洗脳といっても過言ではないでしょう。
「パチンコやめてよ!」と、どれだけ言っても聞き入れてもらえなかった、その理由・・・
それは冷静な判断ができないくらい洗脳されていたからだったのです。
この心理的なからくりが理解できたならば、
パチンコ依存症になってしまう理由を理解できるようになります。
依存症にいたる過程がはっきりと見えてきますから、
ついに、パチンコによる洗脳をとく糸口にたどりつけるようになるのです。
では、一歩ひいた目線からパチンコ依存症を見つめてみてください。
「なぜパチンコ依存症になってしまうのか?」
このからくりはパチンコをする人もやらない人も、
それぞれの立場から理解を示していくことが重要になってきます。
なぜならパチンコ依存症で傷ついているのは、
依存症になっているご本人だけではないからです。
まわりで見守っている人達も同じように傷ついてきたのです。
お互いに、少しでも相互理解を示していくことによって、
依存症を脱出する糸口に、一緒になって近づいていくことが求められます。
洗脳をとく糸口は助け合い精神が重要なポイントになってくるのです。
では、助け合い精神による、実際の会話例をみていきましょう。
あなた:「そうだよね。あれだけのリーチ演出があったら面白いよね。」
こうやって受け入れ姿勢を作って共感してみると、
パチンコにハマっているご本人は、きっとこう言うのではないでしょうか?
ご本人:「でしょ!!よくわかってるじゃん。だから面白いんだよね。」
しかし、冷静なあなたでしたら、ここで思わずツッコミたくなりますよね。
あなた:「面白いのはわかるけれど・・・(そこまで負けてどうするのよ?)」
ここ、けっして笑えないところです。笑えないどころか、
とても怖くなってしまうのではありませんか?
なぜなら、ハマっている本人は楽しんでやっているつもりが、
いつの間にか趣味・娯楽がお金を稼ぐ手段になっていたのですから。
どれだけ面白くても、家計を圧迫するほど負けこんでくれば、
もはや楽しみの範疇をこえすぎている事実しか残りません。
また、よく考えてみれば、果たしてパチンコで得たお金は「稼ぐ」といえるかどうか、
といった問題にもぶち当たります。
さらに単発に入ってきたお金よりも、失う機会の方が多いことを、
すっかり忘れてしまっていることも問題です。
こうして負けが続けば続いていくほど、お金の問題以上に、
あらゆる問題がゴミの山のごとく、どんどん増え続けていってしまうのです。
では、会話を続けるとして、ツッコミを入れたくなるのをグッと我慢して、
ご本人に、次の質問を投げかけてみてください。
あくまでさらっと、何の気もないかのように、ぽそっと、
つぶやくように言うのがポイントです。
あなた:「なぜあれだけのリーチ演出が必要なのか知ってる?」
きっとご本人の頭の上には「???」はてなマークが、ずらっと浮かび上がることでしょう。
もしくはそんなことはどうでもいいと、聞く耳をもたずに受け流されるかもしれません。
しかし、先ほどの質問は、パチンコ依存症から抜け出す初期効果、
つまり、後々になってから爆発する、時限爆弾の意味があるんですね。
後から大きな特効薬として、依存症脱出へ向けてジワジワと感染していきますから、
時限爆弾の威力を楽しみに待っていてください。
ただし、この質問を投げかけたその後に、
あなたが話す衝撃の内容をご本人が知った場合に限ります。
この内容を本人に伝えることによって、大きな衝撃を残すことができるようになるのです。
だからこそ、ご本人の口から、「バカらしくてパチンコやってられないよ」と吐き捨てるように言った、
その理由を、一緒になって共感しあうことができるようになるのです。
あなた:「もうバカらしくてパチンコなんてやってられないでしょ?」
ご本人:「本当にそうだね。バカらしくてやってられないよ。」
その衝撃の内容をすべて詰め込んだもの・・・
それが依存症から脱出する心理ノウハウなんです。
先ほど、本人が依存症であることを認めるには「ひとつだけ方法がある」と書きましたが、
あそこまで荒治療にならなくてもパチンコをやめさせる方法があるんです。
自己破産するまで放置しなかったとしても、
ご本人、自らパチンコをしたくなくなる心理ノウハウです。
ですから、パチンコ依存症を脱出したいご本人にとっては、
パチンコをやめる、またとないチャンスとなることでしょう。
さて、申し送れました、私、現役心理カウンセラーをしております、
神岡シンゴリスと申します。主に恋愛心理を中心に、心理カウンセリングをおこなってきたのですが、
今回お伝えします内容は、最近、特に多くなってきた案件を取り上げさせていただいております。
というのも、「パチンコ依存症」が原因で、
離婚や別れに発展するケースが多発しているからです。
パチンコをしない方からすれば信じられないかもしれませんが、
パチンコが原因で別れにいたるカップルがいる、この現実はけっして笑えない社会問題なのです。
ですから、今回は心理カウンセラーの立場から、
この「パチンコ依存症」を脱出するノウハウを情報公開することにしました。
では、今から、ある物語を読んでいただきたいと思います。
クライアント様の守秘義務をまもる立場上、よくあるケースを物語にすることによって、
現実的な出来事を含め、パチンコ依存症という問題を考えてもらえるようにしてあります。
物語ではありますが、作り話ではありません。
特定の案件がモデルになっているわけではないのですが、
この物語の中には、複数の実話が下敷きとなりパターン化されています。
ですから、ここに書かれていることは、苦しい経験を重ねたひとほど、
現実と同調していることがわかってもらえることでしょう。
前置きはこのくらいにして、そろそろ物語をご紹介させていただきますね。
題して「パチンコにはまって借金300万円をつくった友人の話」です。
彼がパチンコと出会ったのは地方へ出張していた時でした。
夕食を終え、一人で過ごす夜の手もちぶさたから、ふらっと入った場所、
それが人生、最初のパチンコ体験だったのです。
せいぜい2、3千円くらい負けてもいいや、
そんな軽い気持ちで、ふと入ったにもかかわらず。
どうやら大当たりを引き寄せたみたいで、
画面がピカピカと豪華に光り輝きだしました。